レクサプロ 10mg。 レクサプロ錠10mgの基本情報(薬効分類・副作用・添付文書など)|日経メディカル処方薬事典

レクサプロ錠を初めてお飲みいただく方へのお伝えする効果・副作用について

レクサプロ 10mg

レクサプロ(一般名:エスシタロプラム)は2011年に発売された抗うつ剤です。 SSRIというタイプの抗うつ剤に分類され、現時点では一番新しいSSRIになります。 SSRIは、「選択的セロトニン再取込阻害薬」の略で、セロトニンを増やすことで抗うつ効果を発揮する抗うつ剤のことです。 レクサプロは効果と安全性のバランスの良さに定評があり、世界的にも最も売れているSSRIになります。 日本でも2011年の発売以降、徐々に知られるようになり処方量も増えている印象があります。 レクサプロはどんなメリットがある抗うつ剤で、どのような方に向いている抗うつ剤なのでしょうか。 ここでは、レクサプロという抗うつ剤の効果や特徴について詳しく見ていきましょう。 1.レクサプロの効果・特徴 まずはレクサプロという抗うつ剤の特徴をざっくりとですが紹介します。 【良い特徴】• 効果と安全性のバランスが優れている• 効果の発現が早い• セロトニンを集中的に増やす 【悪い特徴】• 薬価が高い レクサプロの最大の特徴は 「効果と安全性のバランスが優れている」点でしょう。 従来の抗うつ剤というのは、• 効果は強いんだけど、副作用も強い• 副作用は少ないんだけど、効果も弱い このどちらかであることがほとんどでした。 ところが、レクサプロは「効果もそこそこあって、副作用も少ない」という、非常にいいバランスを保っているお薬なのです。 MANGA Studyという研究では、「最も継続性、有効率が高いSSRI」と結論づけられています。 継続性が高い、つまり飲み続けることができるということは、副作用が少ないという事になります。 そして有効性が高い、ということは効果がしっかりとあるという事です。 つまり。 効果と副作用のバランスが非常に取れたお薬だと、この研究でも証明されたのです。 またレクサプロは効果発現までのステップが短く、早く効果が出るのも利点です。 レクサプロはSSRIの中で唯一、「開始用量が治療用量」であるお薬です。 これはどういう事かというと、例えば同じSSRIであるパキシル(一般名:パロキセチン)は10mgから開始し、1週間以上空けて20mgに増量します。 パキシルの治療用量(治療を行うための用量)は20~50mgですから、治療域に入るまで最低でも2週間はかかることになります。 しかしレクサプロは10mgから開始して、その10mgがすでに治療用量です。 ワンステップで治療域に入り、早ければ内服後1週間も経てば効果を感じることができるという事です。 誰もが「できるだけ早く治したい」と思っていますから、この即効性はレクサプロの大きな利点でしょう。 またレクサプロはSSRIの中でもセロトニンを集中的に増やす作用に優れます。 これはセロトニン不足が疑われるうつ病(抑うつ気分や不安や強い、など)においては、セロトニン以外の余計な作用をもたらさずに治療できるという事で、メリットになります。 レクサプロの副作用の少なさは、このセロトニン選択性の高さも関係しているのでしょう。 一方で気分に影響する物質はセロトニンだけではありません。 意欲や気力に関係しているという「ノルアドレナリン」、楽しみ・快楽に関係している「ドーパミン」などもあります。 レクサプロはこのような物質にはあまり影響しないため、これらの低下が疑われるようなうつ病だと、あまり効果が得られない可能性もあり、これはレクサプロのデメリットとも言えます。 またもう1つのデメリットですが、意外と困ることとして「 薬価が高い」という事があります。 まだ新しい抗うつ剤ということもあり、SSRIの中でも料金は一番高く、レクサプロ錠10mgで212. 0円です。 例えば20mgを毎日内服すると、1日424円、月に12,720円かかります。 3割負担だとしても、1日127. 2円、月に3,816円です。 比較として、パキシルのジェネリックの「パロキセチン」を出してみましょう。 パロキセチン40mg(レクサプロ20mg相当)で、1日221. 8円、月に6,654円です。 パキシルのジェネリックと比較すると、約2倍多くお薬代がかかってしまうのです。 2.レクサプロの作用機序 レクサプロは、SSRIと呼ばれるタイプの抗うつ剤です。 SSRIとは「Selective Serotonin Reuptake Inhibitor」の略で、「選択的セロトニン再取り込み阻害薬」という意味になります。 難しい名前ですが、要するに、 セロトニンを増やすお薬 だと思って頂ければよいでしょう。 セロトニンは気分に関係する神経伝達物質(神経間の情報伝達をする物質)であり、セロトニンが低下すると落ち込みや不安が出現すると考えられています。 SSRIはセロトニンを増やすことで主に落ち込みや不安を改善させてくれます。 レクサプロをはじめとしたSSRIは、どのようにしてセロトニンを増やしているのでしょうか。 神経と神経の間を神経間隙と言いますが、抗うつ剤は神経間隙のセロトニン濃度を増やすことで抗うつ効果を発揮します。 SSRIは神経間隙に放出されたセロトニンが吸収(=再取り込み)されるのをブロック(=阻害)します。 SSRIがセロトニンが吸収されないようにブロックしているとセロトニンはいつまでも神経間隙に残っているため、神経間隙のセロトニン濃度が上昇する、という仕組みです。 レクサプロ以外のSSRIには、• ルボックス、デプロメール(一般名:フルボキサミン)• パキシル(一般名:パロキセチン)• ジェイゾロフト(一般名:セルトラリン) がありますが、どのSSRIも同じようにセロトニンの再取り込みを阻害することで 神経間隙のセロトニン濃度を上げます。 レクサプロと他のSSRIの違いは、レクサプロはとりわけ「セロトニン」に選択性が高いことです。 他のSSRIはセロトニンを中心として、ノルアドレナリンやドパミンの再取り込みも若干阻害しますが、レクサプロは、ほぼセロトニンのみ阻害すると言われています。 この「セロトニン選択性が高い」ということは、レクサプロのいいところでもあり、悪いところでもあります。 良いところは、セロトニン以外には作用しないため「副作用が少なくなる」と言えます。 これは、いいところですね。 具体的にはノルアドレナリン系に作用することで生じる動悸や血圧上昇、ドパミン系に作用することで生じる吐き気などが少なくなるということです。 悪いところで言えば、セロトニン以外に作用しないということは、ノルアドレナリン系の効果である「意欲」「やる気」には効きずらいはずですし、ドパミン系の効果である「楽しみ」「快楽」にも効きずらいはずです。 先ほどセロトニンは主に落ち込みや不安に関係する神経伝達物質と書きましたが、ノルアドレナリンは意欲や気力に関係する神経伝達物質であり、ドーパミンは快楽や楽しみに関係する神経伝達物質だと考えられています。 このように選択性の高さはメリットにもデメリットにもなるのです。 ただ現実的には、レクサプロでも吐き気は起きるし、レクサプロでも意欲改善にも効果を認めることはあります。 必ずしも理論通りにはなっていないのです。 3.レクサプロの適応疾患 レクサプロはどのような疾患に用いられるのでしょうか。 レクサプロの添付文書を読むと、 ・うつ病、うつ状態 ・社会不安障害 に適応があると書かれています。 実臨床においても、「うつ病、うつ状態」と「不安障害」の患者さんに処方することがもっとも多いお薬です。 適応的には不安障害の中でも「社会不安障害」しか書かれていませんが、医学的にはその他の不安障害にもしっかりした効果があります。 セロトニンは「落ち込み」以外にも「不安」にも強く関係していると考えられています。 そのため、セロトニンを集中的に増やす作用に優れるレクサプロは、パニック障害や社会不安障害といった不安障害圏の疾患に効果があるはずで、不安障害圏の患者さんにも多く処方されています。 また同様に強度の不安や恐怖が症状である強迫性障害に対しても効果があります。 4.レクサプロの効果と強さ レクサプロの抗うつ剤としての強さはどのくらいなのでしょうか。 お薬には相性があるため、万人にとっての強いお薬・弱いお薬というのは決めずらいのですが、おおよその目安を紹介します。 MANGA studyという有名な研究報告があります。 この研究は「抗うつ剤の効果と副作用をランキングしてみよう!」 という研究で、結果には賛否両論あるものの、抗うつ剤をランキングするという画期的な内容が大きな反響を呼んだ試験でした。 この試験結果で「バランスに一番優れる」と評価されたのがレクサプロです。 結果をご覧ください。 この図は、Manga Studyの結果を図に示したものです。 有効性とは薬の効果で数字が大きいほど効果が高いことを示しており、忍容性とは副作用の少なさで、大きいほど副作用が少ないことを表しています。 フルオキセチン(国内未発売)という抗うつ剤を「1」とした場合の、それぞれの 抗うつ剤の比較です。 レクサプロは有効性だけをみればリフレックス(一般名:ミルタザピン)にやや劣るものの、有効性と忍容性両方を総合すると、トップと言ってもいい位置付けになっています。 「よく効くし、副作用も少ない」 という理想的な位置に君臨しています。 現実的にはそこまで理想的ではありませんが、効果も良くて副作用も少ない、というのはレクサプロの性格を非常によく表していると感じます。 ソツのない優等生という感じでしょうか。 三環系抗うつ剤(TCA)は、昔の抗うつ剤で、副作用が多いため現在ではあまり用いられることはありません。 しかし副作用が多い代わりに効果も強力であるため、難治性のうつ病の方などには慎重に用いられることがあります。 主な三環系にはトフラニール(一般名イミプラミン)、アナフラニール(一般名クロミプラミン)、トリプタノール(一般名クロミプラミン)、アモキサン(一般名アモキサピン)などがあります。 現在用いられている新規抗うつ剤にはNaSSA、SSRI、SNRIがありますが、これらは大きくみると効果は同じくらいです。 しかし先ほどのManga Studyの結果から分かるように、NaSSA(レメロン、リフレックス)は効果はやや強めです。 NaSSAはセロトニンとノルアドレナリンの分泌を増やすお薬で、効果は強いのですが、眠気と体重増加の副作用が比較的多いお薬です。 SSRIはレクサプロが属する抗うつ剤で、主にセロトニンの再取り込みを抑えてセロトニン濃度を上げます。 抗うつ剤の中でも標準的なお薬です。 SNRIは、セロトニンとノルアドレナリンの再取り込みを抑えて濃度を上げます。 サインバルタ(デュロキセチン)、トレドミン(ミルナシプラン)などがあります。 四環系抗うつ剤は、三環系の副作用軽減を目的に開発されたお薬ですが、副作用は少なくなったものの効果も弱くなってしまったため、新規抗うつ剤が充実してきた最近ではあまり用いられることがありません。 しかし眠りを深くする作用に優れたり、ノルアドレナリンを増やす作用に優れるため、不眠の方や意欲低下が著しい方に補助的に用いることがあります。 代表的な四環系には、テトラミド(ミアンセリン)、ルジオミール(マプロチリン)などがあります。 5.レクサプロの副作用 レクサプロの副作用については、「」で詳しく説明していますのでご覧下さい。 レクサプロはSSRIの中でももっとも新しいお薬であるため、その副作用は少なくなっています。 ただし個人差はあり、基本的にSSRIで認められる副作用は生じる可能性はあります。 具体的には、• 口渇、便秘など(抗コリン作用)• ふらつき• 吐き気などの胃腸症状• 眠気・不眠• 性機能障害• 体重増加 などが出現する可能性があります。 また注意すべき副作用として「QT延長」およびそれによって誘発される不整脈が挙げられます。 QT延長というのは心電図上の変化のことで、これが生じると重篤な不整脈の引き金になってしまうことがあります。 適正な用量を使っており、定期的に心電図検査をしていればそこまで問題になることはないものですが、一応の注意は必要でしょう。 他の代表的な抗うつ剤との副作用の比較を紹介します。 効果と安全性のバランスが優れている• 効果が発現するまでが早い• セロトニンを集中的に増やしてくれる• 薬価が高い 効果も定評があって副作用も少ない。 即効性もある。 ここから考えると、 レクサプロはうつ病や不安障害治療において、まず最初に用いるお薬として向いています。 特にセロトニンの低下が一因だと考えられている不安障害においては、第一選択として検討されるお薬になるでしょう。 治療薬はまずは安全性の高いものから使うべきです。 お薬で病気は治療したけども、副作用で今度は苦しむことになってしまった、では意味がありません。 副作用が比較的少なく、効果もしっかりしているレクサプロは、治療においてまず検討してみる抗うつ剤として向いているでしょう。 吐き気や眠気などの副作用は出現し得るものの、そこまで強く出ないことが多いため、仕事や学業をしながら内服することもしやすいお薬です。 実際、「仕事を続けながらうつ病を治したい」と希望される方に処方する事は多いですが、副作用で仕事に支障をきたすことも少ないように感じます。 また、SSRIの中でもレクサプロとジェイゾロフトは特に女性に有効であるという報告もあります(「」参照)。 そのため、女性の方にも向いている抗うつ剤かもしれません。 ただし薬価はやや高めであるため、そこが気になる方は主治医先生と相談してみましょう。 を使うなどすれば、負担する金額を下げれる場合もあります。 7.レクサプロの導入例 うつ病にレクサプロを用いた場合の、一般的な治療経過を紹介します。 レクサプロは添付文書には 10mgを1日1回、夕食後投与から開始して下さい。 実臨床においても、ほとんど添付文書通りの使い方をします。 10mgより開始し、1-2週間様子をみて、必要があれば20mgまで増量します。 10mgで充分効いていそうな方は、増薬はせずそのまま様子を見ます。 効果を感じるのに個人差はありますが、開始用量が治療用量であるため、1週間程度で効果を感じられる方も少なくありません。 内服初期には、吐き気や胃部不快感などが出現することがあります。 これはSSRIに多い副作用で、レクサプロでも変わらず認められます。 この副作用は、数週間ほど様子をみれば自然と消失することがほとんどですが、つらい場合は胃薬や吐き気止めを一時的に併用することもあります。 その後も、口渇、便秘、性機能障害などの副作用が出る事があります。 便秘は下剤を使えば対応できます。 口渇は漢方薬などで改善が得られることもありますが、基本的には付き合っていかないといけません。 性機能障害も基本的には付き合っていかなくてはいけない副作用ですが、あまりにひどい場合は減薬・減薬をすることもあります。 またリフレックス・レメロン(ミルタザピン)を少量加えるといくらか改善することもあります。 最大量投与して、1~2か月経過をみても改善が全く得られない場合は、レクサプロが効いていないと考えられますので、別の抗うつ剤への切り替えを検討します。 レクサプロの効果が十分に出て、気分が十分安定したと感じられたら(=寛解 remission )、そこから6~12ヶ月はお薬を飲み続けましょう。 良くなったからと言ってすぐに内服をやめてはいけません。 この時期は症状が再燃しやすい時期ですので、しっかりと服薬を続けましょう。 6~12ヶ月間服薬を続けて、再発徴候がなく気分も安定していることが確認できれば、「回復(Recovery)」したと考えます。 治療終了に向けて、2~3ヶ月かけてゆっくりとお薬を減薬していきましょう。 問題なくお薬をやめることができたら、治療終了となります。 (冒頭の画像はイメージ画像です。 実際のレクサプロ錠とは異なります) 【メンタルヘルス向上のヒント】 【こころの病気】 - - - - -恐怖症 -- -- -- -- -- - - - - - - 【こころと身体の病気】 【お薬()】 - - -- -- -- - --超短時間型 --- --短時間型 --- --- --- --- --中時間型 --- --- --- --- --- --- --長時間型 --- --- -メラトニン受容体作動薬 -- -オレキシン受容体拮抗薬 -- -三環系抗うつ剤 -- -- -- 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レクサプロ錠10mg

レクサプロ 10mg

SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)とは? SSRIとは抗うつ剤の一種のことです。 恐らく治療薬として出されたり、飲んだことがある方も多いのはないでしょうか? 日本で許可されているSSRIの種類は以下の通りです。 デプロメール、ルボックス(フルボキサミン)• パキシル(パロキセチン)• ジェイゾロフト(セルトラリン)• レクサプロ(エスシタロプラム) SSRIの特徴 SSRIは選択的セロトニン再取り込み阻害薬と呼ばれていますが、簡単に言うと なるべくセロトニンだけ増やすお薬と言った感じだと思います。 他の神経系物質をそこまでいじらないので副作用が少なく、治療の第一選択薬として使われやすいお薬です。 セロトニンは「幸せホルモン」とも呼ばれていて、何らかの理由で不足すると不安や気力の低下が起こり、鬱やパニックの原因となると言われています。 抗うつ剤(SSRI って鬱の治療薬なんじゃないのか?と思っていましたが、セロトニンに作用することから不安障害やパニック障害にも効果があるという認識になってるみたいですね。 SSRIの副作用 SSRIで調べると「副作用」という言葉が良く見られますが、これは脳の中枢神経(主にセロトニンやノルアドレナリン)にダイレクトに強く作用してしまう為と言われています。 たぶんこの辺りが一般的ではないかな?と思います。 吐き気• 性欲の低下• 体重増加• 不眠・仮眠 また止めるときにも離脱(リバウンド)が出る可能性が高いというのもデメリットのひとつです。 レクサプロ(エスシタロプラム)とは? レクサプロの特徴 SSRIの中で私が処方されたのはレクサプロという薬でした。 レクサプロの特徴は主に下記の3つと言われています。 セロトニンを増やす力に優れている• 副作用が少ない• 即効性が高い レクサプロはSSRIの中でも セロトニンを増やす力に優れていると言われており、ノルアドレナリンやドーパミンの影響を受けにくいので 副作用が少ないのが特徴みたいですね。 どういうことか?と言うと、他のSSRIは開始から徐々に服用量を増やして有効治療量まで持っていくようですが、レクサプロに関しては開始容量が治療容量になる為、 早く薬の効果が得やすいということになります。 ちなみにレクサプロの治療容量は 10mg~20mgとされています。 本当かどうかわかりませんが、一般的には抗うつ剤としての有効性は高いと言われているみたいですね。 分かりやすいグラフがあったのでcocoromi-cl. jpより拝借しました。 2009年にランセットという医学雑誌に発表された研究結果だそうです。 レクサプロの副作用 わたしがレクサプロを処方されたときに 「あなたはお仕事をしているから、副作用が一番少ないお薬にしましょう」と医師に言われました。 とは言っても下記のような副作用は出る可能性があるとも言われました。 吐き気• 眠気 実際に飲んだ感想 飲み始めた経緯 はじめに書きましたが、私は安定剤や睡眠薬(ベンゾ)を減薬するタイミングで「不安への根本の対処」として2016年12月からレクサプロを処方されました。 レクサプロを飲み始めるときに「副作用がでる可能性がある」ということ、「やめるときにリバウンドが起こる」ということは医師から事前に説明を受け躊躇しまくりましたが、結果的には 有効量の半分の5mgを1日1回、とりあえず1週間試してみるということでスタートすることにしたのです。 はじめてレクサプロを飲んだ日のことは今でも覚えていて、何度もネットでレクサプロの副作用を調べてドキドキしながら夜に5mgを服用しました。 結局、開始して3日目くらいまで本当に軽~い胃の不快感はありましたが、特に強い副作用は感じないまま服用1週間を終えたのです。 服用期間中の効果は? 1週間レクサプロを試して再度病院に行き、特に副作用はなかったことを伝えた所、「このまま5mgで1か月様子を見ましょう」ということになり、継続して飲み続けることになります。 肝心の 「実際1週間飲んで不安に効果はあったか?」なんですが、これに関しても特に私の場合は不安に劇的に効くこともなく、何も変化はありませんでした。 そのことも医師に伝えたのですが、「とりあえずベンゾを辞めるまでは継続」と言った感じで、不安の根本治療になっているのかもよく分からないまま飲み続けていました。 少しずつ減薬をはじめる そして1か月たった頃、ふっと思ったんです。 「レクサプロで効果も何も感じないなら、そもそも飲む必要なんてないんじゃないか?」と。 どうせレクサプロもいつか断薬しなきゃいけないなら、早くやめるに越したことはないと直感しました。 流石に急に止めるのは怖すぎたので、5mgの半分の2. 5mgにカットして2017年1月から勝手に減薬をスタートしました。 ちなみに2. 5mgへ減薬したときは服用1か月だったこともあってか離脱症状は感じませんでした。 レクサプロ断薬へ 2017年2月に入ってからベンゾの急な減薬によって体調が崩れた為、流石にレクサプロをこれ以上減薬するのはまずい気がして2. 5mgでステイしていました。 医師に5mgを2. 5mgにしたことは伝えましたが、基本的に減薬は自分主導でやっており、それも医師は理解していたので「そうなんですね~でも先にベンゾを辞めてくださいね」くらいで特に何か言われたりすることもありませんでした。 その後、安定剤や睡眠薬(ベンゾ)の量が減っていく毎に精神薬を飲むのが自分の中でどんどん嫌になってしまい、2017年3月に入ってからレクサプロを勝手に半分の1. 25mgへ減薬したのです。 最終的に2017年3月中旬にベンゾを全て断薬したのですが、それとほぼ同じタイミングでレクサプロも断薬しました。 この辺りは医師の忠告とかそういったのは全無視で、ただもう薬を飲みたくないという意思だけで断薬へもっていったと思います。 レクサプロの離脱症状について 上で書いた減薬の経緯をまとめると下記の通りになります。 5mg(服用開始2か月)• 25mg(服用期間半月)• ただ、この3月中旬の全ての薬を断薬したタイミングからに襲われました。 それ以前からも薬を減らすたびにそれなりの離脱は感じていました。 どんな離脱症状だったのか?は以前も書きましたが、一応もう一回書いておきます。 頭を締め付けられる頭痛• ぐらんぐらんする眩暈• 息苦しさ• 全身のこり• 疲労感• 不安感• お腹の底から突き上げる焦燥感• 謎の落ち込み 死にたくなる感じ)• 朝の絶望感 これらがベンゾの断薬のせいなのか?レクサプロの断薬のせいなのか?は、はっきりとは分かりません。 (体感としては主にベンゾじゃないかと思っていますが…) なので答えとしては、レクサプロの離脱はあったかもしれないし、なかったかもしれないということになります。 個人的な感想 私にとってレクサプロは特に効果も感じず、安定剤や睡眠薬(ベンゾ)の減薬の助けになったか?と言われればそうでもなく、なぜ飲んでしまったのかもよく分からない薬でした。 もちろん治療量にあたる10mgすら飲んでいないので、そもそも効果を感じなかったということもあるかもしれません。 (治療量を飲まないと意味ないと言われたこともあります) わたしは断薬後の離脱症状をベンゾのせいだと思っていますが、もしこれがレクサプロの離脱症状だったとしたら、なんて最悪な薬なんだ…と思います。 真相は闇の中ですが… レクサプロは安全で信頼性の高いお薬とは言われていますが、ベンゾジアゼピンと同様に脳の中枢神経に直接作用することは間違いないと思います。 そして本来、脳の機能は薬に支えてもらうんじゃなくて、自分で脳の働きを高めてあげること以外に完治はないと思います。 薬に一時的に支えてもらうことは悪いことではないと思いますが、改善の兆しが見えるなら薬を減らして自分の脳をちゃんと働かせてあげないと一生薬漬けで終わってしまうんじゃないでしょうか… レクサプロの減薬プロセスはベンゾジアゼピンと一緒で とにかく、ゆっくり、微量で脳の回復を確認してから次の段階へ進む そうやって断薬していくに越したことはないと思います。 こんにちは。 僕も抗うつ剤飲んでます。 (リフレックス、トラゾドン )他に気分安定剤、(リーマス 、デパゲン )今はベンゾの安定剤を優先して減薬していますが、調子に乗って離脱症状はほとんどないと言われているリーマス、デパゲン を一日処方量の半分にいきなり減薬しました。 すると一週間ぐらいしてから調子が悪くなり始め(眠りが浅い、なんともいえないしんどさ)などが出てきてベンゾの離脱かと思いましたが、以前経験したベンゾの離脱とは違う感じでしたのでリーマス 、デパゲン を戻しました。 するとすぐに離脱は収まり、楽になりました。 結局抗うつ薬も気分安定剤も後回しにすることになりましたが、焦らずまずはベンゾから切っていこうと思い仕切り直しです。 (持たない贅沢)にあったように、いっぺんに欲張ってはダメですね。 でもこの著者の境地に至るにはまだまだです。 でも離脱のほとんどないと言われる気分安定剤でもやはり離脱はあります。 改めて薬の恐ろしさを痛感しました。 わたしさんのように焦らずゆっくりが基本ですね。 (これが案外難しい)でも頑張ります。 サインバルタからレクサプロに切り替えました。 ただこういった今までとはあまり離脱症状も発生しにくい(今日の治療薬上は「中断症候群が出にくい」と書かれていました)ようなので、どのお医者さんもまずはレクサプロ半錠で様子見してほしいなぁって思いました。

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レクサプロ錠10mgを処方されたのですが、セイヨウオトギリソウを含む...

レクサプロ 10mg

Contents• レクサプロの効果と特徴 レクサプロの最大の特徴は「抗うつ効果と副作用の観点からの安全性のバランスが優れている」点です。 デメリットは薬価が高いところにあります。 抗うつ剤は基本的に、「効果は強いが副作用も強い」「副作用は少ないが、効果も弱い」ことがほとんどでした。 効果を望もうとしても副作用で飲み続けることができないということがしばしばあります。 ところが、レクサプロは「効果もそこそこありつつ、副作用も少ない」という良いバランスのお薬なのです。 MANGA Studyという数ある抗うつ剤でどのお薬が優れるのか比較した研究で、「レクサプロは最も継続性、有効率が高いSSRI(抗うつ剤)」と結論づけられています。 レクサプロがランキング1位の抗うつ剤? MANGA study(マンガ研究)という有名な研究があります。 数ある抗うつ剤の中でどのお薬が優れるのかを比較した研究で、その指標は「抗うつ剤の継続のしやすさ(忍容性)と抗うつ効果」となります。 簡単に言えば「抗うつ剤の効果と副作用ランキング」です。 抗うつ効果と副作用のバランスに一番優れる!とされたのがなんとレクサプロなのです。 これでは世の中のうつ病治療はレクサプロ一択になってしまいますね? 実際レクサプロは最も処方される抗うつ剤であることは間違いないのですが、うつ病治療ガイドラインの見解では第一選択に使用される抗うつ剤(レクサプロをはじめとするSSRI、そのほかSNRIやNaSSA)は優劣なしとされています。 抗うつ薬は個人差の強いお薬ですから、結局一般化はできないというのが正しい考え方だと思います。 効果実感はいつ頃? レクサプロは効果発現までのステップが短く、早く効果が出るのも利点です。 レクサプロはSSRIの中で唯一、「開始用量が治療用量」であるお薬です。 これはどういう事かというと、例えば通常抗うつ剤は副作用が出やすいことから必ず少ない量から始めて、徐々に効果を発揮する量まで増やしていくというタイムラグ(結局1か月くらいかかることも少なくない)が必要になります。 しかし、レクサプロは最初から治療に必要な量でスタートできるのです。 レクサプロは10mg錠から開始して、その10mg錠がもう治療に十分な量なのです。 早ければ内服後1週間で効果を実感できるのです。 薬価が高いのがデメリット デメリットとして「薬価が高い」という点があります。 まだ新しい抗うつ剤ということもあり、SSRIの中でも料金は一番高く、 レクサプロ錠10mgで202. 3円です。 90円 ジェネリック医薬品 レクサプロは、2011年に発売されたお薬で、この製品の特許が切れていないことから2019年1月現在はまだジェネリック医薬品は登場していません。 ジェネリック医薬品は、オリジナル製品の発売から10年ほどは成分特許があるため独占的に販売されます。 当然、ジェネリックは時間の問題で「エスシタロプラム錠」として登場するでしょう 適応疾患 レクサプロはどのような疾患に用いられるのでしょうか。 添付文書での適応疾患は以下の病態です。 うつ病、うつ状態• 社会不安障害 実際、「うつ病、うつ状態」と「不安障害」の患者さんに処方することがもっとも多いお薬で、「社会不安障害」以外にもその他の不安障害にもしっかりした効果があります。 セロトニンは「落ち込み」「不安」に有効でパニック障害や社会不安障害、強迫性障害といった不安障害圏の疾患に使用されることがあります。 こんな方におすすめ レクサプロの特徴をおさらいすると、• 効果と安全性のバランスが良い• 効果が発現するまでが早い(最短1週間)• セロトニンを集中的に増やしてくれる• 薬価が高い 以上よりレクサプロはうつ病や不安障害治療において、最初に飲むのに適したお薬です。 現に一番処方されている抗うつ剤でもありますね。 副作用が比較的少なく、吐き気や眠気などの副作用もそこまで強く出ないため、日常生活に支障を与えにくいことは大事な点です。 また、SSRIの中でもレクサプロとジェイゾロフトは特に女性に有効であるという報告もあります。 ただし2019年1月現在、ジェネリックがないので薬価は高めです。 用法 -効果実感から減薬・断薬まで- レクサプロによる一般的な治療経過を紹介します! レクサプロは添付文書の記載は以下の通りです。 10mgを1日1回、夕食後投与から開始して下さい。 レクサプロは10mgで効果的にも十分量であるので、増薬はせずそのまま様子を見ることもしばしばあります。 一般の抗うつ剤は、効いたと感じるまで最低でも2週間以上かかることが多いのですが、最初から治療量で始められるレクサプロの場合、1週間で効果を感じられる方も少なくありません。 内服初期には、吐き気や胃部不快感などが出現することがあります。 これはレクサプロ以外の抗うつ剤にある一般的な副作用で、むしろレクサプロは少な目です。 この副作用は、1-2週間で改善します。 どうしてもつらい場合は胃薬や吐き気止めを一時的に併用することもあります(最初から処方してしまう場合も多々あります)。 その後も、口渇、便秘、性機能障害などの副作用が出る事があります。 便秘は下剤を使えば対応できます。 口が渇くのは改善が難しい副作用です。 性機能障害も地味に困っている方が多く、私の場合バイアグラなどのED薬を使っていただくこともあります。 1か月で効いた感じがない場合20mgへ増量します。 これで数週間みても効果がない場合、レクサプロが効いていないと考えられますので、別の抗うつ剤への切り替えを検討するか、増強療法として気分安定薬や抗精神病薬を一緒に処方します。 レクサプロの効果が十分に出て、気分が十分安定したと感じられたら、ガイドラインに従って9か月以上はその量を維持します。 自分でやめてしまう方が多いのですが、この時期は症状が再燃しやすい時期ですのでしっかりと服薬を続けることが大事なのです。 この期間の服用を超えて、再発なく気分が安定していれば、2~3ヶ月かけてゆっくりとお薬を減薬していきます。 レクサプロの場合10mg錠が最低量なので、減薬は半分に分割して2週間内服、その後1日おき内服をはさむなどして断薬に至ります。 副作用 レクサプロは抗うつ効果と副作用バランスの最も優れたお薬という評価もある通り、その副作用は少ないのが特徴です。 とはいっても、基本的に抗うつ剤(SSRI)で認められる副作用は生じます。 レクサプロのよくある副作用• 口渇、便秘など(抗コリン作用)• ふらつき• 吐き気などの胃腸症状• 眠気・不眠• 性機能障害• 体重増加• 口渇、便秘が生じる頻度が多いですが、他にも尿閉(おしっこが出づらい)、顔面紅潮(顔が赤くほてる)、めまい、悪心、眠気などが起こることがあります。 レクサプロは抗コリン作用は弱めですが、このような症状を起こすことがあります。 SNRI(トレドミン、サインバルタ)も抗コリン作用は少ないと言えます。 抗コリン作用によって口が渇く、便秘、ふらつきが出る場合に対症療法として以下のお薬を処方されていることもあるでしょう。 便秘がつらい場合は下剤• 口渇がつらい場合は漢方薬(白虎加人参湯など)• このため立ち上がった時に脳に血流が一瞬少なくなってふわっとしてしまうことがあるのです。 どうしてもふらつき、めまいがつらい場合は以下の対応を取ります。 血管を締めるお薬、昇圧剤(リズミック、アメジニンなど)を服用する• 抗うつ剤の量を減らす 眠気(抗ヒスタミン作用) レクサプロによる日中の眠気は比較的少ないと言えますが、それでも出る人には出ます。 不眠(セロトニン2刺激作用) レクサプロは深部睡眠(深い眠り)を障害するため、不眠を起こす事があります。 眠気の副作用もありつつ、不眠の副作用もあるのです。 日中は眠いのに、夜眠ろうとしても質の良い睡眠がとれなくなってしまうそんなイメージです。 レクサプロの減薬も有効です。 性機能障害(セロトニン2A刺激作用) 勃起障害や射精障害、オーガズム障害などを性機能障害といいます。 レクサプロでも性機能障害は起こります。 体重増加(抗ヒスタミン作用) 体重増加は眠気と同じく、主に抗ヒスタミン作用で生じるため、眠気の多いお薬は体重も増えやすいと言えます。 Nassaに多く、三環系やパキシルもそれに続きます。 レクサプロは体重増加の副作用はあまり強くはありません。 しかし、抗うつ剤は長期間内服を続けるものですので、レクサプロでも太ってしまうことは十分ありえます。 運動や規則正しい食事などの生活習慣の改善で予防するのが一番ですが、それでも十分な改善が得られない場合は、他剤に変更するもの手になります。 体重を上げにくいという面でいえば、ジェイゾロフトやサインバルタが候補に挙がります。 吐き気(セロトニン3刺激作用) SSRIには吐き気や胃部不快感といった胃腸障害の副作用がつきものです。 これは、胃腸にもセロトニン受容体が存在するために起こる副作用です。 胃腸にはセロトニン3受容体が分布しており、抗うつ剤の内服によってこの受容体が刺激されることで、吐き気が起きます。 SSRIはすべて、この吐き気を高頻度で起こしえます。 新薬であるレクサプロもその頻度は決して低くはなく、「吐き気は起きるだろう」くらいの気持ちを持って内服を始めた方が無難です。 この副作用の特徴は、長くは続かないことです。 1~2週間我慢すれば、ほとんどの場合で自然と改善します。 なので、「我慢する」ことが一番の対応策になります。 どうしてもつらい場合は、吐き気がある間は胃薬を併用します。 ガスモチンやソロン、ムコスタなどの胃腸薬、タケプロン、ネキシウムなどの胃酸の分泌を抑えるお薬がよく使われるようです。 不整脈が突然死のリスクになることも・・・ レクサプロにはQT延長症候群という、心電図異常を起こすことがあります。 QTというのは、心電図の波形につけられた名前で、心臓の電気活動がリセットされる部分(時間)でもあります。 この時間に、次の電気活動が起こると致死的な不整脈を起こしてしまうことがあるのです。 QTが延長するだけでは無症状です。 だからこそ知らない間にこのリセット時間がのびていることに気づかれず不整脈を起こしてしまうことがあるのです。 仮に不整脈で意識を失っても、多くの場合でQT延長は見過ごされている可能性が高いのです。 離脱症状 レクサプロを減薬したり中断したときに起こる身体の様々な症状を離脱症状といいます。 正式には「中断症候群」といい、薬物依存などの「離脱症状」とは明確に区別されます。 ただし「離脱症状」の方がわかりやすいので抗うつ剤の離脱症状としてここでも説明していきます。 耳鳴りやしびれ(頭に電撃がはしったような感覚)、めまい、ふらつきなどが生じ、特に頻度が高いのは、耳鳴りが「シャンシャン」と鳴り、 手足が 「ビリビリ」痺れる、頭に電撃が走った感覚が突然来るなどからここから「シャンビリ」とも呼ばれています。 レクサプロは頻度は高くないと言われているものの、しばしば離脱症状に苦しむ方がいらしゃいます。 離脱症状「シャンビリ」で認める症状 離脱症状は、具体的にあらゆる症状が起こりえますが、頻度が多いのは次のような症状です。 耳鳴り• しびれ(電気が走るような感じ)• めまい• 吐き気• ソワソワ感(落ち着かない感じ) どれぐらいの期間内服すると離脱症状が起こる? 基本、離脱症状はレクサプロを減量したり中止したときに 3日以内に起きます。 急にやめてしまったり、飲み忘れてしまったり、急に減らしてしまったり・・・ 抗うつ剤は身体に慣らしながら使うお薬ですから、急激な濃度変化が離脱症状を引き起こすのです。 基本的には 1か月以上内服した場合には急にやめてはいけません。 飲み始めたばかりでやめるのは問題ありません。 離脱症状の起こりやすさは半減期で決まる 半減期が短い(=薬効時間が短い)ほど、離脱症状が起きやすいと考えられています。 離脱症状は血中濃度うの急激な低下で起こるものですから、半減期の短いお薬の方が起こりやすいのです。 抗うつ剤の種類 抗うつ剤 半減期 三環系 トフラニール 9-20h 三環系 トリプタノール 18-44h 三環系 アナフラニール 21h 三環系 ノリトレン 18. 2-35. 2h 三環系 アモキサン 8h 四環系 ルジオミール マプロチリン 46h 四環系 テトラミド ミアンセリン 18h SSRI パキシル パロキセチン 14h SSRI ルボックス デプロメール 8. 9h SSRI ジェイゾロフト セルトラリン 22-24h SSRI レクサプロ 24. 6-27. 7h SNRI トレドミン ミルナシプラン 8. 2h SNRI サインバルタ 10. 6h SNRI イフェクサー 9. 3h NaSSA リフレックス レメロン 32h その他 デジレル レスリン 6-7h その他 ドグマチール スルピリド 8h レクサプロは半減期も20時間以上と長く、理論的には離脱症状が起こりにくいことがわかります。 よっぽどでない限りは起こりにくいでしょう。 レクサプロの離脱症状に出会うのは、ほとんどが抗うつ剤の自己中断です。 いきなり飲むのをやめるとか、2日以上飲み忘れるなどは危険です。 離脱症状への対処法 レクサプロの離脱症状は「内服を自己判断で中止」「飲み忘れ」「自己判断による減量」がほとんどです。 中止すると、2日後くらいから徐々に離脱症状が出現してきます。 離脱症状による症状を疑ったらまずはもとの量に戻して服用してください。 これですぐに症状が治まります。 もちろん主治医と相談しながら減薬していく際にも離脱症状が起こってしまうことがあります。 この場合の対策についてご紹介します。 様子を見る 基本症状が軽めであれば様子を見るのも可能です。 改善までに個人差はありますが4~8週間程度でほとんどの場合は良くなります。 ただし、数年以上続くなどの報告もあります・・・。 いったん減薬をストップする 減薬して症状がつらい場合、いったん元の量に戻せば改善します。 その後、時間をおいて再度挑戦すればうまくいくことが多々あります。 減薬ペースを落とす いったん減薬を中止した場合でも、最初の減薬でも言えることですがゆっくりゆっくりが離脱症状対策の基本です。 例えば、レクサプロ20mgを内服していて、 10mgに減薬したときに離脱症状が出てしまったら、一旦15mgまで戻しましょう。 これで大丈夫なら15mgで慣らしたあとに10mgに減薬します。 15mgでだめなら17. 5mgまで戻すことになります。 どの量なら大丈夫なのかを適宜判断しながらやっていきます。 これは主治医の感覚よりも自身の感覚の方が正確かもしれません。 離脱症状とうつの再発は間違えやすい! 離脱症状は、薬を減らしているときややめたときに起こる症状なのでどうしてもうつの再発なのではと考えてしまいがちです。 主治医に相談するときも、言い方を間違えるとうつの再発ととらえられてしまいがちです。 再発は薬を減らしたりやめてから数週間から数か月たってからです。 一方離脱症状は3日以内に現れます。 離脱症状は再度薬を服薬すればすぐにおさまることから判断が可能です。 太る?体重増加してしまったら・・・ 抗うつ剤による体重増加は、「抗ヒスタミン作用」と「代謝抑制作用」によって起こります。 神経伝達物質「ヒスタミン」をブロックすることで有名な副作用は眠気ですが、実はヒスタミンは食欲を抑える働きがあることが知られています。 これがブロックされることで食欲が出やすくなってしまうのです。 また同時に代謝を落とす作用もあるので、同じ量を食べていても太りやすい体質になってしまうのです。 レクサプロはそれでも抗うつ剤の中で太りにくい方ではあります。 ですからどんなに食事に気を付けていても、以前よりは太りやすいことに留意すべきです。 適度な有酸素運動や筋トレがなければ代謝は落ちる一方で、簡単に太ってしまいます。 食生活や運動は残念ながら必須です。 減薬する 減薬は有効です。 しかし主治医からは、採血で糖尿病リスクが上がらない限りこの提案はされないでしょう。 薬をやめれば、減らせば戻ると安易に考えるのも危険です。 多少は戻りますが、完全に戻らないこともしばしばです。 やはり食事と運動習慣に気を付けておくのが一番です。 変薬する 「太りにくい」という点ではSNRIであるサインバルタ、同じSSRIのジェイゾロフトあたりでしょうか。 体重のためだけにレクサプロから切り替える例はあまりありません。 ましてや抗うつ剤の切り替え時には離脱症状のおそれもあるためこれもやむをえない場合のみとお考えください。 眠気にどう対応する? レクサプロで眠気が生じるのは、神経伝達物質「ヒスタミン」の作用をブロックすることによります。 具体的には「ヒスタミン 受容体 」というヒスタミンの受け取り口をブロックしてしまうのです。 花粉症やアレルギー疾患で内科などで処方されるお薬に「抗ヒスタミン薬(ヒスタミンブロッカー)」と呼ばれるものがありますがこれを飲んだことがある方ならいかに眠くなってしまうのかお判りいただけると思います。 エブランチル、カルデナリンなど。 これは気持ちが落ち着くという良い作用でもありますが、興奮が抑制されれば眠くなります。 レクサプロの眠気は、他の抗うつ剤と比べると決して強いわけではありません。 したがってレクサプロで眠気が出てしまって変薬しようという場合、その変更先はSSRIではジェイゾロフト、もしくはSNRIあたりになるでしょう。 減薬する・増薬をストップする レクサプロは10mgから開始し、1週間以上の間隔をあけて必要があれば20mgへ増量します。 レクサプロは10mgから増量しなくても治療量としては十分なことが多いので、10mgですでに眠気が出てしまう場合このまま様子をみるかいったん半分に分割して5mgで1-2週間様子をみて、身体が慣れて眠気がでなくなってから10mgに戻します。 併用薬やアルコールに注意 併用薬によっては、レクサプロの副作用を強くしてしまうことがあります。 併用注意のお薬• タガメット(胃薬)• オメプラゾール(胃薬)• ランソプラゾール(胃薬)• トリプタン系(片頭痛薬)• トラムセット(鎮痛薬)• パナルジン(抗血小板剤) また、酒は抗うつ剤の血中濃度を不安定にします。 飲酒をしながらレクサプロを飲んでいたら、 血中濃度が不安定になるため 眠気が強く出る可能性があります。 この場合、断酒しない限りは改善は図れません。 服用時間を変える 飲む時間を変えるのも有効です。 レクサプロは添付文書では「1日1回夕食後の服用」と記載されていますが、変えても基本的には24時間ごとにしていただければ問題ありません。 眠気の出る時間帯が日中でなくなる可能性があります。 ただし、レクサプロは睡眠を浅くする可能性があるので不眠気味になるようであれば戻した方が良いでしょう。 吐き気は飲み初めに多い、いつまで? 吐き気は内服初期に起こりやすい副作用です。 レクサプロは「脳のセロトニンを増やす」ことで抗うつ効果を発揮しますが、実際は脳以外の様々な部位のセロトニンを増やし、胃や腸のセロトニン増強作用によって吐き気が生じてしまうのです。 具体的には、消化管に存在するセロトニン3受容体が過剰に刺激されてしまうことによると考えられています。 しかし多くの場合、1-2週間たつとレクサプロを投与された状態でのセロトニン量に身体が慣れてくるため、吐き気は改善します。 レクサプロは副作用の少なめのお薬ですが、残念ながら吐き気に関しては通常の抗うつ薬とそこまで変わらないかもしれません・・・。 胃薬を一緒に飲む 胃薬を使えば吐き気を軽減できます。 胃腸炎や胃潰瘍の時に内科で処方される整腸剤や胃粘膜保護剤です。 、 最初から予防的に胃薬を出しておく先生も多いです。 どうしてもの場合、市販薬でも有効です。 抗うつ剤の種類を変える 滅多にありませんが、どうしても改善が得られず、吐き気が続く場合は他の抗うつ剤に変えます。 リフレックスは眠気と太りやすいですし、ドグマチールは抗うつ効果は弱めになりますのでそこに注意が必要です。 不眠になってしまったら・・・? レクサプロは神経伝達物質「セロトニン」を増やす方向に作用します。 不眠が起こるのは、5HT(セロトニン)2A受容体が刺激され中枢神経が興奮するためです。 抗うつ効果を発揮するとともに、覚醒レベルを上げるため不眠になりやすくなってしまいます。 レクサプロは不眠が比較的起こりやすい副作用です。 抗うつ剤の種類 抗うつ剤 不眠の作用 三環系 トフラニール ++ 三環系 トリプタノール - 三環系 アナフラニール + 三環系 ノリトレン + 三環系 アモキサン ++ 四環系 ルジオミール マプロチリン - 四環系 テトラミド ミアンセリン - SSRI パキシル パロキセチン ++ SSRI ルボックス デプロメール + SSRI ジェイゾロフト セルトラリン ++ SSRI レクサプロ ++ SNRI トレドミン ミルナシプラン + SNRI サインバルタ ++ NaSSA リフレックス レメロン - その他 デジレル レスリン - その他 ドグマチール スルピリド - 対処法 様子をみる 副作用は最初の1-2週間だけであることが多々あります。 まずは少し様子をみてみましょう。 減薬する レクサプロは10mg錠からスタートします。 これが最小量なので、どうしても不眠でつらい場合には半分に割った5mgを飲んでみることになります。 5mgから初めて、少し様子をみてから10mgに上げると、副作用が出にくくなります。 催眠作用の強い抗うつ剤や睡眠薬を併用する 催眠作用の強い「鎮静系抗うつ剤」を一緒に使用することも有用です。 鎮静系抗うつ剤• 四環系抗うつ剤(ルジオミール、テトラミドなど)• Nassa(レメロン、リフレックスなど)• 睡眠薬も有効です。 ただ注意が必要なのは特にベンゾジアゼピン系睡眠薬では依存性や耐性ができやすいことが問題です。 多くの場合漫然の飲んでいる状態、効いているか効いていないかわからないとなるため、私は抗うつ剤の副作用として不眠が出た場合には睡眠薬をおすすめしていません。 薬の副作用で不眠がでたら基本的には経過観察、だめなら減薬して慣れてから増薬の方針です。 別の抗うつ剤に変える どうしても不眠の副作用がつらい場合には、別の抗うつ剤に変えるのも手です。 レクサプロと同じSSRIでジェイゾロフトもまた副作用の少な目のお薬です。 これもまた不眠になるリスクは同程度ありますが、不思議と変更がうまくいく場合もあります。 また催眠作用の強い「鎮静系抗うつ剤」も有効ですが、別の副作用(太る、日中眠たすぎる)に困ることもありますので、主治医とよく相談してください。 レクサプロと飲酒 レクサプロとアルコールを併用しない方が良い理由はいくつかあります。 どちらも脳に作用することは大事な点で、「レクサプロとアルコールの相互作用」という観点と「うつ病に対するアルコールの作用」という2つの視点でとらえることができます。 考えられる起こりうるリスクは以下が挙げられます。 うつや不安がより悪化する• アルコールによって危険な副作用を起こしやすくなる• 認知や注意が障害される うつや不安が悪化する レクサプロとの相互作用というより、うつ病に対するアルコールの作用です。 アルコールはうつ症状や不安症状を増悪させる方向にいきますし、睡眠の質を落とす要因になります。 アルコールで危険な副作用を起こしやすくなる アルコール常習者では、心電図でQT延長を認めることがありこれに抗うつ薬が加わると危険な不整脈を起こす可能性すらありますので、アルコールを1回のんでしまったことよりもアルコールを常習していて抗うつ薬も一緒に飲むことが大きな問題なのです。 認知や注意が障害される アルコールを慢性的に飲んでいるだけでも認知や注意・反応速度が鈍くなりますが、抗うつ薬と合わさるとより障害されやすくなります。 未成年者の服用について レクサプロの未成年への投与は、効果が確立していないため、「安易に使用しないように」「できる限り使用しないように」と言われていますが、レクサプロは「12歳未満には慎重投与」の記載になっています。 他の抗うつ剤が18歳未満に慎重投与となっている中、レクサプロの場合、12~17歳の未成年に対しては、レクサプロの有効性が確認されたという報告もあるのです。 いずれにせよ、未成年者への抗うつ剤は自殺率の増加などの報告もあり注意は必要です。

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