クラミジア 症状 写真 女性。 クラミジア 初期症状

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「性感染症」というテーマは、日常生活の中ではなかなか話題にしにくいものかもしれません。 しかし、性感染症の知識は、私たちがきちんと身につけておかなければならないものです。 さまざまな性感染症について、性感染症学会の代議員としてわが国における性感染症予防・治療を牽引し、ご自身の診療所でも長きに渡り性感染症の患者さんと向き合われてきた尾上泰彦先生に伺います。 今回は「()」についてのお話です。 淋病(淋菌感染症)とは 男性は症状が出るが女性は無症状が多い感染症 ()とは、淋菌という細菌による性感染症のことを指す病名で、代表的な感染症のひとつだと言われています。 10代後半から30代の性活動が盛んな若者に多く見られます。 男性のほうが患者さんの数が多く、男性の患者さんの多くには症状が出ますが、女性の患者さんの多くには症状が出ません。 男性では主に尿道に、女性では子宮頸管に感染します。 また、オーラルセックスを介して、咽頭に感染することがありますし、アナルセックスを介して直腸に、淋菌が手についた手指を経由して眼にも感染することがあります。 口腔内が淋菌に感染すると、通常より赤味が増す 淋病(淋菌感染症):男性の症状 排尿痛や膿、尿道口の腫れが起こる 男性では淋菌に感染してから、2日~7日の潜伏期を経た後、排尿痛と尿道から分泌物が出てくることがあります。 排尿痛は排尿の初期に出現することが特徴的で、痛みは激しいこともあれば、軽微なこともあります。 尿道からは、黄色~白色の膿が出てきます。 また男性の症状としては、尿道の出口が赤く腫れるということもあります。 このような人が感染していることに気付かないでいると、感染が尿道の奥の方に進んでいき、淋菌性急性になり、高熱が出たり排尿ができなくなったりすることがあります。 さらに感染が精管から精巣上体の方に進んでいくと、淋菌性になりになってしまうこともあります。 症状が出る場合は、排尿痛、不正出血、下腹部痛、膿性の帯下、帯下の増量などが挙げられます。 尿道に淋菌が感染すると、排尿痛が出たり尿道から膿が出現したりします。 排尿痛では排尿の初期に発生する痛みが特徴的です。 バルトリン腺に感染してしまうと、バルトリン腺部が腫れ強い痛みが出現します。 女性の感染者の多くは無症状なので、感染の自覚がほとんどありません。 そのため、女性は感染に気付かないで放置していると、気付かないうちに男性に移してしまうことがあります。 また、無症状のまま経過すると卵管炎や卵巣炎といったや、と感染が広がってしまいます。 淋菌性 淋病(淋菌感染症)と不妊 淋病(淋菌感染症)は放置すると排卵障害などの不妊症の原因になることも ()はに次いで感染者の多い性感染症です。 主に性交渉により感染するのですが、女性が感染した場合は自覚症状が軽度であるケースも多いため、患者本人が感染に気がつかないまま放置してしまうことも多いです。 そのため女性の淋病(淋菌感染症)は、などの重篤な結果を招いてしまう場合もあります。 は卵胞から排出された卵子と、卵管膨大部へたどり着いた精子が出会い受精卵となり、子宮で着床することで成立します。 淋病(淋菌感染症)に気がつかず放置していると、卵管や卵巣など子宮付属器に淋菌が到達し炎症を起こしてしまいます。 たとえば卵管が炎症を起こすと卵管狭窄(らんかんきょうさく:炎症により卵管が狭くなること)を引き起こしている場合、卵子と精子がうまく出会うことができません。 たとえ受精できたとしても受精卵がうまく移動できないため、や不妊症を起こしてしまいます。 卵管に問題があることを通過障害と呼びますが、不妊の原因が女性側にあるとき、その原因の多くはこの卵管の通過障害といわれています。 ほかにも淋病(淋菌感染症)は、卵巣炎を引き起こして排卵障害を招く以外にも、骨盤内癒着(骨盤内の隣りあう臓器が癒着すること)を引き起こす可性があります。 女性は男性にくらべ症状が出にくいのも淋病(淋菌感染症)の特徴 淋病(淋菌感染症)は卵管狭窄や子宮外妊娠などの他の病気を引き起こすことも 男性に比べ女性は()の症状があらわれにくいです。 そのため、下腹部の違和感があって受診したり、パートナーの男性が淋病(淋菌感染症)と診断され検査を受けたときに発覚したりするケースが多いです。 とくに女性の淋病(淋菌感染症)は、原因となる淋菌が腟から子宮頸部などへ侵入した状態を放置してしまうと、子宮や卵管などに必要な部位に炎症を起こし、最悪の場合を招いてしまいます。 痛みやといった症状が少ないということは、その分病気を見逃してしまいやすくなるため注意が必要といえるでしょう。 淋病(淋菌感染症)によって引き起こされる他の疾患や症状は以下のようなものがあります。 卵管狭窄• 不妊症• 骨盤内感染症• おりものの増加• 不正出血• 下腹部痛• 、 尿道痛• 淋菌の侵入によって生じたバルトリン腺炎 淋病(淋菌感染症)は、男性の約5%、女性の約70~80%の方には感染しても症状があらわれません。 しかし、上記のような疾患や症状があらわれて医療機関を受診したところ、淋病(淋菌感染症)が発覚したということもあるようです。 膀胱炎などを引き起こす原因の多くは大腸菌ですが、淋菌によって炎症を起こす場合もあるようです。 ほかにも骨盤内感染性疾患 PID になると、膿瘍の形成によって骨盤痛を引き起こすこともあります。 また淋菌に感染しているとHIVに感染しやすくなり、そしてHIVキャリアの方が淋病(淋菌感染症)に感染するとパートナーに感染させやすくなるという報告もあります 妊娠中の淋病(淋菌感染症)は早産を起こすことも 他には低体重児の出産や流産になることもある ()を放置するとになってしまう可能性があるため、性感染症は早期発見・早期治療が大切です。 中の女性が淋菌に感染すると、胎児にとっても非常に危険な事態を招きます。 妊娠中の淋菌感染は、卵管や子宮内膜といった場所に炎症を起こし、早期破水や早産、低体重出産、さらにはなどを引き起こす危険性があります。 母親と胎児や新生児が、ウイルスや細菌などの病原体に感染することを「母子感染」といいますが、この母子感染には主に3つの感染経路があります。 妊娠中に感染する「胎内感染」、分娩時に感染する「産道感染」、授乳中に感染する「母乳感染」がこの感染経路です。 淋病(淋菌感染症)も母子感染を起こす可能性があり、分娩時の産道感染はときに新生児へ深刻な悪影響を及ぼすことがあります。 赤ちゃんが淋菌にかかると新生児結膜炎や敗血症や心内膜炎などにかかることもある 新生児の血液中に淋菌が侵入するとを引き起こすほか、や、、などの症状がみられることもあります。 産道感染の中でも、最も多く表れる症状が新生児です。 新生児はウイルスや細菌に対する抵抗力が弱く、とくに目の抵抗力も弱いため、最悪の場合失明する可能性もあります。 ()は自覚症状がない、あっても軽度なため気がつきにくいので、胎児への感染例も少なくありません。 生まれてくる子どものためにも、性感染症の検査は必ず受けるようにしましょう。 淋病(淋菌感染症)の検査 尿検査が基本。 尿の顕微鏡検査や淋菌分離培養検査、遺伝子増幅検査を行う (淋病())の検査は、基本的に尿の詳しい検査で行います。 具体的には尿道分泌物(膿)の塗沫標本の「顕微鏡検査」、初尿の「淋菌分離培養検査」、尿の「遺伝子増幅検査(PCRまたはSDA)」の3つを行います。 尿検査は2~3時間は排尿を我慢して病院で行ってください。 また、抗生物質を飲んでしまうと検査する意味がなくなってしまうので、抗生物質を飲まないで受診しましょう。 女性の検査は、子宮頸管から分泌物検査を行います。 具体的には、「淋菌分離培養法」「核酸検出法」「核酸増幅法」といった検査を行います。 淋病(淋菌感染症)は検査キットで調べられる? 検査キットでも調べることができる 女性が淋菌に感染しても自覚症状がほとんどでないケースが多いため、検査を受けて初めて感染に気付くことのほうが多いといわれています。 オーラルセックスの普及により淋菌は性器以外に咽頭部にも感染します。 咽頭へ感染しても自覚症状が出にくいため、()はに次いで多い性感染症として注意が必要です。 体に違和感を感じて性感染症かもしれないと思っても、恥ずかしいという気持ちが先にたつ。 もしくは、検査を受けたいと思っても平日の昼間に休暇を取りにくい、という方が多いです。 こうした方々には、自宅でも感染の有無を調べることがでる検査キットは有用であるといえるでしょう。 性感染症の検査キットにはいくつか種類があります。 多くは淋菌だけでなく、クラミジアや、HIVやなどといった関心の高い性感染症も同時に調べる事ができるようになっています。 とくに淋病(淋菌感染症)は咽頭部への感染も疑われることが多いため、うがい液採取キットが同梱されている場合もあります。 検査キットでの検査方法 検査方法は、腟分泌液採取キット、うがい液採取キット、血液採取キットなどを利用し、検体を採取します。 それから、同梱されている検査申込書に記入し、検査物を返送。 検査物が衛生検査所へ到着後、受付られ、2~5日後に結果を知る事ができます。 結果については、メールや電話の他、インターネット上で登録したIDとパスワードを入力し、ログインしたのちに見る事もできます。 メーカーによって異なります 検査キットを使用して、陽性反応が確認された場合は、速やかに医療機関を受診し、治療を開始する必要があります。 性感染症の検査キットでは、性感染症の感染の有無を調べることができます。 しかし検査手順に不備があった場合には正しい検査結果を知ることができません。 そして検査結果が陽性であった場合には、ご自身で医療機関に向かい検査・治療を受ける必要があります。 淋菌では薬剤耐性菌が問題になっており、薬剤選択には注意が必要となります。 抗菌剤の服薬が終了した後、おおよその潜伏期間である7日間以上の休薬期間をおき、本当に治っているかどうか確認のために淋菌の治療判定検査を再び行うと良いでしょう。 淋病(淋菌感染症)は完治できる? ()は、淋菌と呼ばれる細菌に関することで発症する性感染症です。 原因となる淋菌を駆除することができれば、淋病(淋菌感染症)は完治したということができます。 淋病(淋菌感染症)の治療は、抗菌剤の服用によっておこなわれます。 有効とされる抗菌剤や服薬期間は定められています。 通常であれば服薬期間終了後に数日間の休薬期間を設け、その後の再検査結果が陰性であれば完治とすることができます。 この休薬期間ののちに検査をして陽性となった場合には、再度投薬治療を行います。 淋病(淋菌感染症)が完治しないとパートナーや、中の女性であれば胎児へ感染する可能性があります。 淋病(淋菌感染症)の治療は、前述したように、抗菌剤が処方されます。 使用される抗菌剤の代表例として、セフトリアキソン、セフォジジム、スペクチノマイシンをあげることができます。 実際にどの抗菌剤を使用するかについては、淋病(淋菌感染症)を確認した部位によって医師が決定します。 淋菌は抗菌剤に対する耐性が年々上昇しています。 抗菌剤の使用を患者の独断で中止した場合、治療がより困難になります。 抗菌剤の用法、用量、治療期間を守るようにしましょう。 淋病(淋菌感染症)は再発する? 再発防止にはパートナー含めての治療が必須 ()は医師の正確な診断と抗菌剤の適切な使用により、体内の淋菌を消すことができれば再発の可能性はありません。 しかし治療が不十分で体内に菌が残留していると、症状が再発してしまう事があります。 淋病(淋菌感染症)の治療には抗菌剤が使用されますが、近年ではこの抗菌剤に対する耐性を持つ淋菌が増加傾向にあります。 抗菌剤の使用によって本来であれば体内から除去されるはずの淋菌が、途中で抗菌剤の処方を中断することによって、抗菌剤に対し耐性を持つようになってしまうのです。 このような耐性を持つ淋菌を発生させないためにも、医師に処方された抗菌剤を所定の期間服用する必要があるといえます。 ほかにも性感染症は一人だけが完治してもパートナーが感染したままだと、性行為等を通じて再び感染してしまいます。 このようにパートナーと感染を繰り返すことを「ピンポン感染」といいます。 ピンポン感染をなくすには、淋病(淋菌感染症)と診断された人だけでなく、そのパートナーの方の治療も必須です。 あなたやパートナーが淋病(淋菌感染症)と診断されたら、二人で治療を受けて完治させるようにしましょう。

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【無症状?】女性のクラミジア症状まとめ

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条件にもよりますがパートナーがクラミジアにかかっていれば1回の性行為で移る危険はおおまかに約50%。 決して低い確率ではないので す。 性器クラミジア感染症 男性の症状 <症状の特徴と病気の進展> 男性の性器クラミジア感染症では感染して数日(1-2週間ぐらい)のあいだに(初期に) 尿道炎が起こります。 排尿時刺激症状=患者様が「おしっこするときにいたい」、「しみる」、「排尿時灼熱感(熱い感じ)」おおっしゃる症状がこれです。 ウミの量は淋病に比べると少ないか、ほとんどないこともあります。 ウミは透明から乳白色、サラサラ(しょう液性)で、あまり粘り気がありません。 1週間以上放置しておくと、クラミジアが尿道の奥へと移動していきます。 尿道の一番奥には前立腺があって、ここは精子に栄養を与えて成熟させる臓器で す。 そのうえ抗生物質が届きにくく、細胞にとっては都合のいい場所です。 病原菌が前立腺に入ってしまうとなかなか治しづらい病気に発展してしまいます。 前立腺には痛みを感じる神経が余りありませんから、自覚症状がほとんどなくなってしまいます。 それでも周辺の皮膚の神経を使って異常を知らせようとします から、前立腺炎の症状は場所が一定しなかったり、日によって症状が変化したりします。 ですから 前立腺炎の症状はまちまちです。 その中でも多い訴えは絵陰部(肛門と陰のうの間)、下腹部(恥骨付近)、ソケイ部、内ももなどの鈍い痛みなどです。 前立腺からさらに奥には睾丸(精巣)まで続いています。 前立腺炎を治療しないで放置すると睾丸の近くまで菌が進んでしまいます。 睾丸の周りには副睾丸 (精巣上体)があり、ここは睾丸でできた精子を集めるターミナル駅のような働きがありますから、細い管が網の目のように張り巡らされています。 副睾丸が フィルターのような役目を果たしてくれるので、たいていの病原体はここに引っかかって 副睾丸炎(精巣上体炎)が 起こります。 通常副睾丸は紙のように薄く、よく気をつけて触らないとどこにあるのかもわかりにくい臓器ですが、副睾丸炎が起こると腫れ上がって、場合に よっては睾丸自体より大きく腫れることもあります。 「睾丸が腫れた」というけれども正確には副睾丸が腫れたという状況です。 この場合、たいてい睾丸からソ ケイ部にかけて激痛や高熱を伴います。 副睾丸炎は左右どちらか片方なら不妊症にはなりにくいのですが、両方に起こったら、不妊症になってしまう危険が高く なります。 すぐに病院に行って診察を受けましょう。 性器クラミジア感染症 女性の症状 <症状の特徴と病気の進展> 女性ではクラミジアは最初に 子宮頚管部粘膜(膣 の奥、子宮の入り口)に感染します。 ここには痛みを感じる神経がほとんどありません。 余談ですが、この場所には尖圭コンジローマもできやすく、レーザーメ スのような簡単な手術の場合は麻酔を使わなくても痛くなく手術できるほどです。 それほど痛みを感じませんから、当然クラミジアに感染してもほとんど症状を 出しません。 クラミジアに感染すると、膣内の抵抗力が下がってほかの病原菌が進入しやすくなります。 そのため膣炎が起こります。 膣炎の症状は性器のかゆ み、汚いオリモノ、性器のにおいがきつくなるなどです。 膣粘膜に炎症が起こっていますから、性行為をすると痛い(性交痛)という症状も初期にはよく聞かれ ます。 女性の場合でも男性と同様、初期に十分な治療ができないとクラミジアは体の奥に侵入していきます。 進行状況の順番に 子宮内膜炎、卵管炎、腹膜炎 となってゆきます。 子宮内膜炎では下腹部の痛み、生理痛 、不正出血が主な症状です。 流産 の原因にもなります。 卵管炎になると生理痛のほか、 卵子の通り道である 卵管がふさがってしまって 不妊症の原因になります。 卵管の出口は腹腔内につながっていますから、さらに進展すると腹膜炎になります。 通常は骨盤内腹膜炎として頑固な腹痛、生理痛、不妊症などの症状です。 時として激しい上腹部痛を起こすことがあります。 この場合、クラミジアが肝臓の裏側に侵入して、 肝周囲炎 (Fitz-Hugh-Curtis症候群) を起こしたためです。 妊婦検診でクラミジアの検査は重要です。 出産年齢の女性にとってはクラミジアはSTDのダントツのトップに君臨しています。 母体がクラミジアに感染して いて未治療で出産すると新生児結膜炎や肺炎の原因となり得ます。 たとえ妊娠中であっても治療が可能です(もちろんパートナーも一緒に治療する必要がありま す)。 他の感染症もそうですが頻度の関係上、クラミジアの母子感染を産婦人科医、新生児科医は非常に懸念していますので、是非とも積極的に診断、治療を受 けてください。 <症状の男女比較> 解説が難しくなってしまいましたが、要するに性器クラミジア感染症は 男性に比べて女性のほうが症状に気づきにくく、しかも深刻な身体的影響を受けやすいということです。 男性の皆様、自分の症状が軽いからといってパートナーも大丈夫と思わないで、いっしょに治すことは、男の義務!ですね。 上記のような婦人科的な病気の解説は、正直、泌尿器科医の著者にとっては教科書的な知識の域を脱しません。 もしも上記のような症状にお気づきになったら、早く婦人科を受診されることをお勧めいたします。

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男性の初期症状です。 この段階では症状の軽いものがほとんどです。 尿道が熱っぽくムズムズして、おしっこがしみたり軽い痛みを感じることが多いです。 膿も水っぽくて薄い白色からほぼ透明なことが多く、量も少ないため気づかない場合が多いかもしれません。 それでも、朝起きたときに乾いた膿が、黄色くなって下着につくので気付くこともあります。 また、クラミジアでは、尿道の入り口が赤くなることもあります。 男性のクラミジアによる初期症状はこのようなもので、ごく軽い尿道炎となることがほとんどです。 しかし、このクラミジアの症状の出かたには個人差があります。 無症状の人も多いですが、淋病のように激しい痛みを感じる人もまれにいます。 そして、これらの症状は放っておいても数週間で治まることがあります。 しかし、クラミジアが治ったとは限りません。 男性の症状まとめ 重症となることは少ない 男性の場合はクラミジアが進行すると、男性原因の不妊や慢性の前立腺炎など大変な状態になることもあります。 しかし、精巣上体炎は男性の不妊の原因にはなりますが、症状が軽い場合が多く不妊につながることはまれです。 精巣が2つともだめになることは少ないです。 また、クラミジアは薬で簡単に治せるために中途半端な治療でない限り、慢性の前立腺炎となることもそれほど多くはありません。 このように、男性のクラミジア感染では、発見されて適切な治療が行われる限り、大きな問題になることは少ないです。 それに比べて女性のクラミジア感染では、深刻な事態になることが多いです。 男性のクラミジアは、女性への感染源となることが一番の問題でしょう。 女性の症状 ほとんど症状がでないよ 男性でも症状がでないことが多いクラミジアですが、女性ではさらに症状がでにくいです。 女性では症状が出ないのが普通で、症状がでるのは感染者の2割くらいです。 これが女性のクラミジア感染の問題点でもあります。 そして、症状が出ないために感染に気づかず、クラミジア感染が放置されたままとなる女性が非常に多いです。 最初、女性の膣から侵入したしたクラミジアは、子宮頸部(しきゅうけいぶ)や子宮頸管(しきゅうけいかん)に感染して、子宮頸管炎を発症します。 子宮頸部とは膣の一番奥の部分で、子宮への入り口となる部分です。 子宮頸管は膣と子宮とをつなぐ管です。 クラミジアはこの部分に感染します。 主な症状 感染初期におこる子宮頸管炎の症状はこのようなものです。 症状としては非常に軽いものがほとんどです。 クラミジアによる子宮頸管炎では、オリモノに異常があらわれることがあります。 白色から薄い黄色の水っぽいオリモノとなったり、オリモノの量が少し増えることもあります。 ただ、クラミジアによるオリモノの異常はそれほど目立たず、わかりにくいことがほとんどです。 また、クラミジアが感染した子宮頸管は出血しやすくなるため、少量の不正出血が続くこともあります。 他にはセックスのときの軽い痛みや下腹部の違和感、軽い生理痛のような痛みがでることもあります。 症状がでることは少ない クラミジアによる女性の一般的な症状はこのようなものです。 しかし、先ほど述べたように、このような症状がでるほうが珍しく、普通は症状がでません。 そして、症状があらわれた場合でも症状は数週間で治まることがあります。 ただし、自然治癒したとは限りません。 クラミジアが進行すると 子宮へ入っていくクラミジア 女性がクラミジアに感染するとかなりのスピードで上へと進んでいきます。 ただ、進行の仕方には個人差がありますので、必ずしもこのようになるわけではありません。 また、クラミジアはどこかの段階で自然治癒する可能性もあります。 最初に入ってきたクラミジアの量が多い場合には、かなり早い段階から子宮付属器炎や骨盤腹膜炎、肝周囲炎の症状が出ることが多くなると考えられます。 感染から1ヶ月くらいで急性の症状を発症することもあります。 逆に、入ってきたクラミジアの量が少ない場合にはほとんど症状がないまま進行し、症状がないままで子宮付属器炎、骨盤腹膜炎へと進行していきます。 そのまま慢性の感染となり、感染から何年か過ぎてからだんだんと症状がでてくることもあります。 子宮内膜炎の症状は主にこのようなものですが、無症状や症状の軽い場合が多いです。 特に、感染が長引いて慢性化したような場合は、無症状のことが多くなります。 それでも、悪化した場合には発熱や強い痛みとなってあらわれることもあります。 痛みがある場合には生理痛のような痛み、または子宮付近を指で押したときの圧痛となってあらわれます。 また、臭いや色のあるオリモノとなったり、不正出血をおこすこともあります。 他には、排尿痛や頻尿となることもたまにあります。 早産の原因に この子宮内膜はお腹の中の赤ちゃんが成長するところで、ここにクラミジアなどの細菌が感染したまま妊娠すると早産や流産となることがあります。 ただ、子宮内膜にはクラミジアが感染することは少なく、普通は大腸菌などの一般細菌による子宮内膜炎が多いです。 このため、子宮内膜への感染はクラミジアよりも、一般細菌のほうが問題となります。 それでも、クラミジアに感染している人では、同時に一般細菌も増えていることが多いです。 子宮付属器炎の主な症状はこのようなものです。 特に下腹部痛と発熱が出ることが多いです。 症状の程度はさまざまで、炎症が軽い場合にはほとんど症状はありません。 重い場合には卵管や卵巣が何倍にも腫れ上がって、下腹部の激痛となってあらわることもあります。 下腹部痛は卵管や卵巣周辺を指で押したときの圧痛としてあらわれます。 セックスのときに痛みや腰痛となってあらわれることもあります。 発熱の程度もさまざまで、微熱のときもあれば、症状が重い場合には39度を超えるような高熱となることもあります。 寒気や吐き気となってあらわれることもあります。 状態が悪化しているほど激痛や高熱となってあらわれることが多いですが、全く症状がなくても重症のこともあるので注意が必要です。 そのまま放っておくと、突然に痛みや発熱のような症状が出る可能性があります。 また、感染が長引いた慢性の感染では、徐々に症状が強くなっていくことが多いです。 最初の頃は無症状でも、だんだんと痛みが強くなっていくことがあります。 もしくは、原因不明のお腹の鈍い痛みや違和感として長く続くこともあります。 他の症状としては、オリモノが増えたり、膿のようなオリモノとなってあらわれることもあります。 不妊の原因に 子宮付属器炎が長引くと、卵管が狭くなったり閉じてしまうことがあります。 卵管の内側にある線毛に異常がでることもあります。 卵管が閉じてしまえば卵子・精子が通れなくなり、卵管に膿がたまっても排出できないため、卵管周辺の激痛となることもあります。 卵管の線毛は卵子が運ばれるのを助けていますが、線毛に異常がでると卵子を上手く運ぶことができません。 この場合は子宮外妊娠となることが多くなり、正常な妊娠が難しくなります。 子宮外妊娠では妊娠した女性の命にかかわることもあります。 現在では不妊治療が進歩しているため、内視鏡手術などで治療も可能です。 しかし、卵管・卵巣が完全に元に戻ることはなく、治療が上手くいかない場合も多いです。 クラミジアで不妊になるよ そして、子宮付属器炎は一般細菌が原因になることは少なく、クラミジアが原因となることが多いです。 さきほど述べた子宮内膜炎とは逆です。 つまり、クラミジアというのは卵管に感染して、不妊や子宮外妊娠を非常におこしやすい細菌であるということです。 これが女性のクラミジア感染において一番の問題となります。 骨盤腹膜炎の主な症状は、下腹部の痛みと発熱です。 症状が重い場合には立っていられなくなり、動くだけで激痛となるので歩けなくなることもあります。 盲腸(虫垂炎)や陣痛のような激しい痛みとなり、救急車が必要になることもあります。 このような場合には高熱がでることが多いです。 高熱に伴う寒気や吐き気があらわれることもあります。 感染が長引いているような慢性の感染の場合には、下腹部の鈍痛が長く続いたり、腰痛・性交痛となってあらわれることが多いです。 それでも、ほとんど症状が無いこともあります。 しかし、そのまま放っておけばいつかは重い症状があらわれる可能性もあります。 入院して治療 骨盤腹膜炎では重症のことが多く、普通は入院が必要となります。 症状が軽くても通院ではなかなか良くならないことが多いです。 また、治療後も慢性的な痛みが後遺症として残ることもあります。 肝周囲炎の主な症状はこのようなものです。 右上腹部の痛みは右のろっ骨のあたり、胃から脇腹右上にかけての強い痛みとして、胃痛や腹痛のような形であらわれます。 息をするのもつらく、深呼吸できないほどの痛みとなることもあります。 ろっ骨をちょっと叩いただけ、触れただけで激痛が走るぐらいになることもあります。 肝周囲炎では熱がでることもありますが、微熱となることが多く高熱がでることは少ないです。 肝周囲炎は強い痛みというのが特徴的で、発熱があることも多いですが、それ以外の目立った症状は特にありません。 原因不明の胃痛に そして、肝周囲炎では一般的な検査では異常が見つかることはなく、最初は正常と判断されてしまいます。 このため、病院へいっても原因不明の胃痛や腹痛として扱われることがよくあります。 お医者さんでも原因が分からないので、あまりに症状が激しい場合にはとりあえず試験的にお腹を開いてみることもあります。 それほど、お医者さんでもあまりなじみのない、珍しい症状であるともいえます。 しかし、この肝周囲炎までくるとかなり深刻で、骨盤腹膜炎と同様にかなりの激痛で救急車で運ばれることもあります。 肝周囲炎が発症する年齢としては主に若い女性に多く、35歳以下の女性、特に10代後半から20代前半の女性がほとんどです。 これは、クラミジアに感染しやすい年齢と同じです。 女性の症状まとめ 無症状でも深刻なことに 女性ではクラミジアは症状が非常にでにくく、感染初期や軽症のときは症状がでないのが普通です。 このため、初期に症状がでて病院へいく女性は珍しいです。 また、クラミジアに感染しても、感染したすべての女性でクラミジアが進行するわけではなく進行の仕方には個人差があります。 治療せずに放っておかれた場合でも、子宮付属器炎や骨盤内膜炎まで進行するのは感染者の4割くらいです。 このうち、5人に1人がクラミジアによる不妊となると考えられます。 このように、クラミジア感染はかなりリスクが高いものです。 感染が放置される クラミジアは簡単に治るので、発見されれば普通は放置されることはありません。 このため、クラミジアが感染後にどのような経過をたどるかは正確には分かっていません。 自然に消えることがあるという意見もありますし、逆に自然治癒はせずにずっと体内に残るという意見もあります。 どちらにしても、早期にクラミジアが発見されないとき、女性では深刻な問題となる可能性があります。 新しいパートナーができた女性、普段のパートナーの多い女性などは気をつけたほうがいいでしょう。 日本ではクラミジアは感染者が100万人以上いると推定され、誰もが感染する可能性があるものだからです。 性行為を行う女性なら誰にでも感染する可能性があります。 淋病とクラミジア また、女性の場合はクラミジアだけでなく、淋病にもクラミジアと同様に気をつける必要があります。 女性では、淋病とクラミジアは同じような症状となってあらわれます。 子宮内膜炎、子宮付属器炎、骨盤腹膜炎、肝周囲炎は女性の淋病でもクラミジアと同じように発症します。 クラミジアと淋病では発症の仕方や症状もかなり似ています。 ただ、数としてはクラミジアに比べて淋菌が原因の子宮付属器炎、骨盤腹膜炎は少ないです。 それでも、女性の淋病もクラミジアと同様に、放置されると深刻な状態になることがあります。 結膜炎 目への感染 かなり昔はクラミジアによる結膜炎が、トラコーマとして日本でも流行していました。 トラコーマでは失明することもあります。 しかし、日本など先進国は衛生状態がよくなったため、現在ではトラコーマはほとんど見られなくなりました。 このトラコーマをおこすクラミジアと性器に感染するクラミジアは別のものです。 しかし、日本で流行している性器のクラミジアでも、目に感染して結膜炎をおこすことがあります。 精液や膣分泌物のついた手で目を触ったりすることが原因です。 クラミジアによる結膜炎では、眼球が充血して赤くなったり、かゆみが出ることがあります。 トラコーマに比べると症状はずっと軽いですが、感染すると治療が必要となります。 このため、セックスのときはなるべく目を触らないほうがいいでしょう。

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